「育児」は「育自」?子の視点と親の視点

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子育てをしていると、思いがけないところから学ぶことがあります。

先日、4歳の子どもとのちょっとしたできごとから、自分が4歳の子供だったときの記憶がよみがえり、大切な気づきを得たのでそのことをご紹介しますね。

その子の「ありのまま」を受け入れる

基本的に子どもはありのままに、その子の部分の何かを変えて教えていくというよりは、そのまままっすぐ育って欲しいと思っているのですが、つい親として何でも知ってるつもりになって、あれこれ言ったりやったりして子どものありのままを尊重できていない時が多くなってしまいます。

何でも知っている、というのは私が大人になるにつれて知ったり学んだりしたことで、それは生きていくためにはとても便利なのです。だからつい、子どもにもそれを教えようとしてしまう。

でもその便利さと引き換えに子どもの持つ何の先入観もないまっすぐな視点は少しずつ失われていく。それが嘆かわしいこととは思いません。だけど、私の得た私の価値観を子どもに力で教え込むのか、自分で経験して得ていくのか、の違いは大きいのではないかと思うのです。

親の視点

そんなことを日々考えながらも、その思いとは裏腹に、先日またやってしまいました。

私がキッチンで夕食の支度をしていると、後ろから
「かあちゃん、見て見て〜、これマスク!」と4歳長男。
振り返ると大量のティッシュペーパーを使って口に当ててマスクを作ったよ、というご報告でした。。

私は思わず、「あっっ!またティッシュそんなに使って、無駄にしてるの。もったいないからやめてねって何度も言ってるよね?」と言ってしまい、その時子どもは(あ、しまった、)という顔をしてすぐキッチンから出て行ってしまいました。

ここのところ、次男がティッシュペーパーを出して遊んだり、兄弟でトイレットペーパーをコロコロ転がして引っ張り大量に広げたりすることが続いていたため、「またか。」という思いから、ついティッシュペーパーに過剰反応してしまいます。

いつもは叱られてももう少しおちゃらけたり、突っかかってきたり反応をするのですがその時一瞬見せた微妙な表情が、引っかかります。

子どもの視点

そして、急にあることを思い出したのです。

ちょうど長男と同じくらいの4歳だった頃の私。私と長男とのやりとりと全く同じやり取りを4歳の私と母親がしていたのです。

大量のティッシュペーパーを使って、てるてる坊主をいくつも作って顔を描き、得意げに母に見せると、「何してるの!!ティッシュがもったいないでしょ!」と一喝。てるてる坊主を見た母の笑顔を期待していたから想像と違う反応にしゅん、としたことを。でも言われてみたらこれはティッシュの無駄づかいだ、ということも理解できる年頃です。

子どもだった私はただ純粋に「これを作ろう!」「やりたい」「楽しい」という思いで夢中になっていただけ。完成したからお母さんに見て欲しかった。そんなことを思い出して、さっき私が叱った時の子どもの気持ちが手に取るようにわかってしまったのです。

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親が子どもの視点に立つことの大切さ

その後すぐに息子の所に行き、「ティッシュペーパーをたくさん使ってマスクを作るのはなかなかいいアイディアだったね。ティッシュはこの袋に入れておいて、後で使うときにここから出して使ってね。」というと、いつも以上に素直に自分で袋に入れて「はい」とお返事。表情はこころなしか穏やか。

子どもは成長とともに自分でいろいろなことを考え、しっかり主張してきて、親子間で摩擦が起こることもしばしばありますね。

そんな時のために、子どもには子どもの視点があり、親には親の視点があるということを頭の片隅にいつも置いておくと少し楽になるし、解決の糸口になることも多いと思います。

そして、親が子どもの視点から見ることは子どもの「ありのまま」を守ることにつながるのだと思います。子どもは自分の視点を守られることによってのびのびと考え、行動し、自ら伸びていけるのではないでしょうか。

頭の片隅に、といったのは、家事や子どものお世話をしているとどうしても余裕をもって見られないことが多いので、ぶつかった時ちょっと立ち止まって思いだしてそのつど軌道修正する、でいいのではないかと思うからです。そうしていればいつか自然にできるようになるから。母親だって完璧ではないです。子どもはそんなこともわかっていると思います。

また、他者の視点から見ることや、人それぞれの視点があることを理解すれば、親子間だけでなく、すべての人間関係において相手を尊重して、よい関係を築くことにつながるのではないでしょうか。

今回私は、4歳の息子と4歳の私に大切なことを教えられました。

「育児」は「育自」とはよく言ったものです。

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